「1人ではないと再確認できる」中村星太インタビュー。

interview

当時18歳にて立ち上げたクリエイティブチーム『NOVA』。2021年コロナ渦に100人のアーティストと共に令和の新しいライフスタイルを表現する「REIWA FASHION WEEK」を行った。

長崎県に生まれ、慶應義塾大学院メディア修士を専攻する中村星太。NOVA代表。当時18歳の彼はクリエイティブチームNOVAの立ち上げを皮切りに、MVの監督、映画プロデュースなど様々なプロジェクトを手掛ける。2021年にはPanasonic, Loft worksが運営する、100BANCH GARAGE Program に選出。現在、ライフスタイル×デジタルクリエイティブ をテーマにした新しいプロジェクト『B Lab長崎』を展開中。そんな次世代のクリエイティブシーンを照らす中村星太にCITY BUDDHAのテーマである「自分らしさ」について話を聞くべく時間を作ってもらい、新しいプロジェクトやデジタル世界での自分らしく上手な付き合い方についても触れながら話を聞いてみた。

まず初めに、『B Lab長崎』について教えてください。

共通項はデジタルテクノロジーで、社会実装で、みんなでつくること。世界中の個人、企業、大学、行政、地域と連携しながら、新しいプラットフォームを創ろうと『B Lab』が出来ました。その中でも『B Lab長崎』では、ライフスタイル×デジタルクリエイティブ をテーマに、年代の枠を超えデジタル世界で楽しく学び生活に取り入れてもらう環境の構築を目指しています。

実際コロナ禍でデジタルとの距離が近くなり便利になった面もあると思います。一方で正しい情報に目を向ける事もそれぞれに委ねられたと思います。

生活環境が変わった事で多くの情報と向き合う時間がとても増えたのは感じます。色んな情報や面白いコンテンツが増えて便利になりましたよね。実際、僕がNOVAを立ち上げた時は頼れる情報源があまりなくて大変でしたが、今はやろうと思えば何でも出来ちゃうと思います。でもずっとスマホに時間を取られていたり、友達に会う時間が減ったり、普通であったものが普通ではなくなっていく感じもあります。本当に必要な情報か、どう情報を使っていくかは考えなければいけないですよね。

情報との向き合い方が分からず悩んでいる人に向けて良いアドバイスはありますか?

自分に合うものや環境はとりあえず使ってみるっていう姿勢は大事だと思います。後はいるもの、いらないものを自分で判断することも大切です。その為に情報は情報として、自分の軸をしっかり持って適度な関係でいることが良い情報との向き合い方だと思います。

最後に、CITYBUDDHAは自分らしさがテーマです。自分らしくいる為に実践しているデジタル世界との付き合い方を教えてください。

デジタルのツールはパワーを貰える。上手に使えば1人ではないと再確認できるいいツールになります。僕は結構比較してへこむ時がありますけど(笑)最近は仲間と温泉に行ってリアルの時間を大切にしています。後は長崎と東京の2拠点生活なのもバランスを保ってくれていると思います。